2024.3.10

何時に起きたか覚えていない。炊き込みご飯を炊いてもらって、でかい豆腐と焼いた野菜を食べた。豆腐を茹でているとき、鍋から立ち上る湯気が窓の光によってよく見えてきれいだった。食べながら阿部サダヲ主演のドラマを観る。

春の陽気。散歩に出掛けてコーヒーをしばき図書館を徘徊する。図書館ってすごい。江口先生の数少ない漫画から手塚先生の膨大な漫画まで所狭しと鎮座していた。拝みたくなる。図書館のことはもともと好きだけれど、さすがに尊敬の念を抱いた。

早くジャンパーを脱いで歩きたいな。

いつもお金がないけれど、私は毎日幸福だと思う。思い込もうとしているのではなく、思い返せば暗い湿地のような日々もあったけれども、全体的につねに幸福だ。ご飯がおいしく炊けたこと、洗濯物がふわふわなこと、静かに日向ぼっこができること、本をゆっくり読めること、風呂でフニャフニャになれること。去年の下半期なんてメンタルボロボロの文無し無職だったのに。そのあたりからだろうか、それほど神経質ではなくなって、なんとかなるだろうという根拠のない楽観さが、いまは怖くもありがたい。頼れる人が周りにいるからそれが出来る、というのが大きい。本当に感謝している。なんとなくそういうことを考えた日だった。