2024.2.10

14時。公園好きの友人に「井の頭公園にぜひ」と誘われて吉祥寺駅で落ち合う。私自身、去年あたりから公園好きを公言しているものの、井の頭公園はおろか吉祥寺駅も数えるほどしか降りたことがなく、それを知った友人が連れ出してくれた。公園に対する敬意とdigが足りていなかったと反省した。

結論からして、井の頭公園は本当に素晴らしいプレイスだった。本当に素晴らしいプレイスでした。個人的アナザースカイの上野公園を越えてしまうかもしれないほどに良かった。もともと公園はデカければデカいほど好きになる傾向があるけれども、その桁違いのデカさ(=包容力)に完全に籠絡され、帰る頃にはすっかり井の頭公園クンのトリコになっていた。

デカい公園の良いところは、どれだけ人が居ようとそれぞれのパーソナルスペースが確保されるところにある。遊んでもよし、走ってもよし、震える手で酒を飲んでもよし、ベンチでキスしてもよし、大道芸を見ても見なくてもよし。誰もほかの人間に関心を持たないけれども、公園の風景や季節にはきっと関心があるように思う。そういう感じが心地いい。

水辺があるとなお良い。今日なんかは快晴だったから水面がきらきらして、ベンチに座ってそれを眺めるだけで幸せな気分になれた。野鳥が好きだから、今日はハクセキレイマガモの赤ちゃんも見られて良かった。それに今は冬木だから、木に止まっている鳥たちも観察しやすくて良い。木が多いから、落ちた葉が土に還ろうとしてどんどん砕けて、特有の甘い香りが漂っていたのも良かった。

今日はそういう良い日だった。